精神的な変化

留学中の差別の中で、私の精神はどんどん変化していき、私の思考はどんどんおかしくなっていきました。

当時は全く自覚していませんでしたが、外出するときは必ず不安になり、人が怖くなり、人の目が怖くなり、通りすがりのひと、近くにいる人、自分と仲良くしていた人までが私の事を非難し、陥れようとしている、私を社会的に孤立させようとしている、いじめていると思い込むようになり、誰もいないのに頭の中で自分を罵る声が聞こえ、部屋にいても動機が収まらない、今考えれば病院に行くレベルの精神状態だったと思います。でも私は自分が変になっているのを認めるのが嫌で、病院には行きませんでした(笑)

安心できることが出来ずにいました。

後で分かったことですが、精神疾患を発症した人は認知機能が低下するため、自分の精神がおかしくなっていることに気づかないそうです。あの頃の私だなぁと感じました。

勉強をおえてから私は日本に帰国し、就職しようとアルバイトをしながら就職活動をしましたが、アルバイトさえままならず私はどんどんと疲弊していき自殺対策として設けられている”いのちSOS”に電話をかけました。その時点でも精神状態は最悪で頭の中で私を罵る声が聞こえていた状態でしたので、私は切羽詰まっていたと思います。(笑)運よく電話がつながり、相手方が私に病院、カウンセリング、NPO団体を紹介してくださり、私は生活保護をうけてせいかつするようになりました。当時は泣かない日がなく、どうしたら自分の力で這い上がれるだろうと絶望感の中で一生懸命考えていました。それから人を頼るということが大事なんだなと思うようになりました。”いのちSOS”の方は一週間に一度は私に電話をくださり、それが本当に助けになりました。

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